・CPUの熱対策でお困りの方
・水冷と空冷で迷っている方
・Ryzen9 3900Xを入れている方
「Ryzen9 3900X」を効率よく冷やすために簡易水冷を購入いたしました!
水冷の名前の通り「水(クーラント)」をポンプで循環させて冷却を行うわけですが、空冷とどれぐらいの差が出てくるのか検証してみます!
冷却の仕組はバイクや車の水冷と同じですね!
冷却性能は「ラジエターサイズ」に比例するので大きいほどよく冷えます!
ただ360mmサイズだと相当デカい(キーボードぐらい?)ので、ケースの採寸をしてから選ぶとベストです!
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CPUの冷却方法
思いつく限りではCPUの冷却方法は以下になります。
- 空冷
→ ファン送風をして金属板を冷却する方式。価格も水冷と比べると安く取付も簡単で高耐久。 - 水冷
→液体を使い冷却する方式。価格はやや高めだが結構冷える。ラジエターサイズで冷却性能が変わる。
「簡易水冷」と「空冷」のメリット・デメリットを詳しく紹介しています!
近年はCPUの性能も上がり(熱量もアップ)、簡易水冷の需要が高まっています。
ちなみに「Ryzen9 3900X」も簡易水冷推奨となっております。
12コア/24スレッドのCPUを冷やすのには空冷では厳しい模様。
購入した簡易水冷(360mm)
購入したのはMSI製の3連ファン(360mm)の簡易水冷になります。
他のメーカーの3連ファン(360mm)と比べると2万円以下でかなり安いです。
もちろん「Intel CPU用取り付けステー」も付属しております!
3連ファンなので電源も3か所必要になります。
今回は分岐ケーブルを購入したので1か所からで電源が取れます!
取付もほぼ3ステップで簡単!
- ラジエターをネジで止める
- CPUに固定する
- 電源コネクタをマザーボードに差す
取り付けましたが、やっぱりおしゃれ!
ちなみに3連ファン(360mm)の簡易水冷はかなり大きいです。
キーボードぐらいの大きさなのでフルタワーケースなどのビッグサイズのPCケースが必要になってきます。
2連ファンや1連ファンといったラインアップもあるので、自分のPCケースに入るか計測してみてください。
CPU温度の検証
今回検証は以下の通り行いました。
CPUグリスはどちらも熊グリスを使用してます。
① PC起動後10分アイドリング
② 検証ソフト:cinebench r23を5回連続実行
③ 実行後のCPU温度を計測
CPU温度の適正かアウトかは以下の温度で判断します!
低負荷時:~40度
高負荷時:60~80度
【空冷】AMDの付属CPUクーラー
付属品ですが物自体はそこまで悪くないような気がします。
結果は
MAX:85度でした!
高負荷時でも80度以下が好ましいので、ギリギリアウトです!
空冷最上位の「noctua」製品なら80度以下に余裕でなっていたかもしれません。
【簡易水冷】msi 3連ファン
3連ファンのかなり特大サイズのラジエターがついているので、かなり期待ができます!
結果は
MAX:73度でした!
余裕の合格です!
空冷との温度差はなんと12度!
今回はかなり特大サイズの簡易水冷を使用しているためやはりかなり冷えるようです。
最後に
今回は「空冷」と「簡易水冷」でのCPU温度の検証でしたが、どちらにもメリット、デメリットがあり一概に冷えるから簡易水冷がおすすめとは言えないですね。
noctuaなどの最上位の空冷だと簡易水冷に匹敵する性能を誇るので、一概に簡易水冷の方が性能が上ということではないです。
耐久性は間違いなく空冷の方が上だと思いますし、スペースもCPU付近だけです。
残念ならが1年半で壊れてしまいました!
それに対して簡易水冷だと、ラジエターの設置場所でかなりスペースをとるため特大サイズのラジエターだと場合によってはフルタワーケースなどの特大ケースが必要になるので厄介です。ただ冷却性能は高い・・・
あと簡易水冷だとCPU付近がものすごいスッキリするので、PC内部がものすごい綺麗に見えます・・・魅せるPCを作りたい方にはかなりおススメです!
以上、ありがとうございました!