- CPUグリスの選び方がイマイチ分からない方
- CPUグリスの種類が知りたい方
「CPUグリス」はCPUの冷却に必要不可欠なパーツです。
ただ「種類が多い」「値段も開きがある」ことから自作PCを作れる人ですら詳しくは把握してない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は簡単な選び方とおススメのCPUグリスを5つご紹介いたします。
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CPUグリスがなぜ必要なのか
CPUを効率的に冷やすために「CPUグリス」は必要になります。
冷却するためにはCPUとCPUクーラー(ヒートシンク)を密着させる必要があるが、そこに問題があります。
それは「完全密着させることは難しい」ということです。
精度の問題もありますが、どうしても細かい隙間が空いてしまいます。
その細かい隙間をグリスで埋めCPUの熱をCPUクーラーに効率的に移動させるために「CPUグリス」が必要となります。
CPUグリスの選び方
CPUグリスを選ぶ時チェックしたいのは以下の点です。
- 熱伝導率(W/m・k)の数値が高いほど高効率
- グリスの種類は「シリコングリス」「シルバーグリス」「ダイヤモンドグリス」は用途で使い分けるとグッド
- 初心者は「シリコングリス」が塗りやすくておススメ
- 絶縁タイプかどうか
熱伝導率(W/m・k)
CPUグリスを選ぶ際に一番見ておきたいのが「熱伝導率(W/m・k)」です。
これは1秒間にどれだけ熱を移動させられるかが分かる数値です。
「10W/m・k」など表記されており数値が高い程高性能!値段も合わせて吊り上がっていきます。
CPUグリスの種類
一般的に普及しているグリスは以下の通りです!
CPUグリスの中では一番定番です!
価格も安く業務用PCなどそこまで負荷が掛からない作業をする方ならシリコングリスで全く問題ありません。
名前の通り「シルバー(銀)」を使用したCPUグリスです。
シリコングリスに比べ熱伝導率がよく、より効率的に冷却を行うことが可能です。
名前の通り「ダイヤモンド」を使用したCPUグリスです。
金属より熱伝導率が高く長期保存が出来ます。
ハイエンドCPUやゲームなど高負荷の掛かる用途の方におススメです。
自分の使用環境に合わせて選択をしましょう。
絶縁タイプかどうか
CPUグリスを塗りすぎた時などはみ出たグリスが原因でショートしてしまう可能性があります。
絶縁タイプのグリスならそのリスクを回避することが出来るので初心者の方は「絶縁タイプ」を選ぶと安全です。
オススメのCPUグリス
上記の説明を踏まえておススメのCPUグリスをいくつかご紹介いたします!
1.【Thermal Grizzly】Hydronaut

タイプ:シリコングリス
熱伝導率:11.8 W/m・k
伝導性:なし
内容量:1g
通称「熊グリス」の名前で有名ですが、オーバークロック用に開発されているだけあって熱伝導率は驚異の11.8Wとなっています。
コストパフォーマンスも良く私のPCにもこのグリスを使用しています。
迷っているならとりあえずこれを買っておけば間違いありません!
2.【ARCTIC】MX-4

タイプ:シリコングリス
熱伝導率:8.5 W/m・k
伝導性:なし
内容量:4g
PC系Youtuberでも使用する人が多いほど信頼性が抜群のCPUグリス!
耐久性は公式情報によると8年は持つとのこと。(スゴイ)
内容量も4gと非常に多くコストパフォーマンスも抜群です。
3.【AINEX】シルバーグリス AS-05A
タイプ:シルバーグリス
熱伝導率:9 W/m・k
伝導性:なし
内容量:3.5g
純度99.99%の超微粒子の純銀を含有しているシルバーグリスです。
特殊オイル使用により長時間硬化を防ぐことが可能でゲームや動画編集など高負荷が掛かるような用途の方におススメです!
4.【サンワサプライ】ナノダイヤモンド TK-P3D
タイプ:シリコングリス
熱伝導率:8.3 W/m・k
伝導性:あり
内容量:2.8g
ナノダイヤモンドパウダー配合で1,000円以下でコスパ抜群!
柔らかくて塗りやすく初心者にもおススメです!
5.【サンワサプライ】シリコングリス TK-P3C
タイプ:シリコングリス
熱伝導率:4.5 W/m・k
伝導性:あり
内容量:2g
銅配合でより熱伝導率が良いCPUグリスです!
高負荷な作業をしない方におススメです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
選ぶ際のコツとしては以下の通り。
- 熱伝導率が高い物を選ぼう
- 塗りやすさを求めるならソフトタイプがおススメ
- 初心者は「絶縁タイプ」を選ぼう
是非参考にしてみてください!
以上、ありがとうございました!