先日いきなり簡易水冷がぶっ壊れました。
簡易水冷は中身が見えないため、目視で壊れていか判断することが非常に難しいです。
そこで今回は「原因・症状」を簡単にまとめてみました!
- 簡易水冷が壊れた時の症状・兆候について
- 簡易水冷の壊れた時の原因は大体コレ
- 実際「簡易水冷」の耐久性は低いのか
- 実は「空冷」と「簡易水冷」の冷却性能は変わらない
簡易水冷はCPU周りをスッキリさせることが出来き、冷却性能も高いことから空冷の次世代機として各メーカーもこぞって商品を送り出しています。
実際「簡易水冷」はスゴイ!(これは間違いないです!)
ただ使い続けると浮き出てくる問題があります。今回はその問題を詳しく紹介をしたいと思います!
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簡易水冷が壊れた時の症状・兆候について
簡易水冷が壊れたと気づいた時の症状が以下の通り。
- アイドリング時でCPU温度が80℃オーバー
- Youtube見るだけで100℃オーバー(急に動作が重くなる)
- CPU周波数が500MHzしか出ていない(最大は4,600MHz)
これらの原因は全て「CPUの冷却不足」です。
最近のCPUでは故障対策で「CPU温度が高温になったら動作クロックを下げる」制御が入ります。
その制御の事を「サーマルスロットリング」と言います。
そのため「CPUが超高温になるとCPUのクロック周波数を下げて熱を発生させないようにする」わけです。
特に発見しやすいのが「アイドリング時のCPU温度」です。
低負荷時:~40度
高負荷時:60~80度
つまりアイドリング時で80℃なら大問題です!
簡易水冷の怖いところは「いきなり壊れる場合がある」ことです。
また簡易水冷は設計上どうしても目視で壊れているかどうか分かりません。
そのため動作がおかしいと思った際は「CPU温度」をチェックすることが大切です!
簡易水冷の壊れた時の原因は大体コレ
簡易水冷が壊れる原因は大体が「ポンプの故障」です。
仕組みは以下の通りです。(適当な絵ですみません!)
簡易水冷とは「冷却水をポンプを使い循環させるシステム」の事です。
- 冷やされた冷却水がCPUに送り込まれる
- CPUを冷却する
- 温まった冷却水がラジエーターに送られる
- ラジエーターで冷却を行う
つまり「ポンプの故障=心肺停止」の状態です!
ポンプが壊れると水が循環せず、水温がどんどん上昇しCPU本体の冷却が出来なくなるわけです。
コネクタの接続不良や断線の可能性もあり、チェックを行うことをおススメします。
- 別の電源コネクタに差し替える
- 分岐・延長ケーブルを交換する
これらを試してもCPU温度が下がらない場合は故障の可能性があります。
耐久性も微妙・・・
簡易水冷の寿命については他の方のレビューも見る限りでは「3年程度」と言われています。
- ポンプの故障
- 冷却水の劣化による冷却性能低下
- 電源の断線
全てがポンプ頼みの為「ポンプの寿命=簡易水冷の寿命」と言っても過言ではありません。
そのため購入検討の際は「耐久性のレビュー」をしっかりチェックすることが大切です!
「空冷」と「簡易水冷」の冷却性能はあまり変わらない
簡易水冷の方が冷却性能が高いと思っている方も多いですが、実は最近の空冷はめっちゃ冷えます!
実は最強空冷の「Noctua (NH-D15)」を購入しました!
冷却テストを行いましたが、ほぼ互角と言う結果です。
① PC起動後10分アイドリング
② 検証ソフト:cinebench r23を5回連続実行
③ 実行後のCPU温度を計測
結果は以下の通り
最大温度 | |
簡易水冷 (MSI 360mm) | 73℃ |
空冷 (Noctua) | 77℃ |
結果だけ見ると簡易水冷の方が温度が低いですが、たったの4℃です。
しかも市販では特大サイズの360mmサイズです。
つまり240mmや120mmサイズでは空冷の方が冷える可能性も十分にあります。
見映えは簡易水冷がカッコいいですが、コスパで言うと空冷もかなりおススメです!
この辺は好みの部分なので、あくまで参考程度に思ってくれて構いません。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
今回は「簡易水冷の故障の原因」についての詳細でした!
重要な点をまとめると以下の通り
- アイドリング時にCPU温度が60℃以上なら要注意
- 簡易水冷の故障の原因は大体が「ポンプ」
- 最強空冷なら水冷と冷却性能はあまり変わらない
ここ最近はCPUの性能アップがすごいので、CPUクーラーの選択はかなり重要になってきています。
見た目だけではなく耐久性も考えて選んでみることをおススメします!
以上、ありがとうございました!